【講演記録】武田政樹さんの話

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先日、参加しているAndroidアプリ開発学生研修において、武田政樹さんの講演を聞く機会に恵まれました。
武田さん自身についてはこちらを見たほうが分かりやすいと思いますので、
本エントリでは軽く紹介するに留めます。

武田さんは、元々ナムコでシステム開発をされていた方で、ウィニングランやリッジレーサーの開発に携わった後、
ナムコi-mode等のモバイル分野でも活躍し、現在は株式会社インタラクティブラボラトリーの代表取締役をされています。
ちなみにTwitterはもやっておられます。@tamanyo

今回の講演では、私たち学生がAndroidアプリを作成するということを踏まえ、
これまでの経験を元にした製品開発に於いて重要なこと話してくださいました。

そのなかでも特に記憶に残った点について、以下に記録を残したいと思います。



—以下記録—-

ゲームとは

ゲームを作るときは、シミュレーションにするのではなくエンターテイメント性を高めたものにすること。
ウィニングランの例:
   パースをキツくしてスピード感を出した
   実際の車より車高(視点)を低くしてスピード感を出した
   システム的に算出された速度よりも遅めに計器表示することでユーザの感性に近づけた
   画面を傾けて重力を表現
   トンネルから出た直後に一瞬画面を真っ白にすることでトンネル効果を再現

ゲーム業界は既にネタ切れである

同じようなゲームが量産されたりリメイクばかりなのはそのせい。
その会社のゲームが好きで入社してきた層は、往年の名作をリメイクしたがる。
もしくは似たような案しか出てこない。
実際、ナムコのエンジニアは全員がレースゲーム好きになってしまったため、他ジャンルに手が出せなくなった。

まとめ的な13条

・ユーザ目線で開発・改良することが重要。
・基本は正面から逃げずに開発すること。どうしても無理なときに裏技を使う。
・様々な引き出しを持つこと。
・サーバに余裕をもたせること。負荷予想は難しい。(今ならクラウド化で解決を)
・時期を逃すな。まずは作ってリリースすること。
・プロジェクトは混乱するもの。(トム・デマルコの本を読むこと!)
   なお、トム・デマルコの書籍は以下のものがオススメとのこと。
   ゆとりの法則 – 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

   アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

   デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則

   熊とワルツを – リスクを愉しむプロジェクト管理

   ピープルウエア 第2版 – ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

   パーフェクトソフトウエア

   デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

・クライアントは恐い。
・虎穴に入れ。ただし仕事を抱え込みすぎるな。
・困ったときは「とても勉強になりました!」と言うこと。
・プロジェクトの前は勿論、プロジェクト終了後もしっかりと考える癖をつけること。
・開発者というよりも人間として成長せよ。
・業務領域を限るな。

最近注目のAR技術

PTAM
DR(減損現実)
AR-Missile

沖縄の利点

若い(若者が多い)
未分化(これから先、新しいコンセプトで分化出来る)

沖縄の問題点

県内企業が東京などの大都市だけから仕事を貰ってくるから県内の産業が育っていない。
県内でぐるぐる回すべき。

その他

自然とICTの融合が出来るよ面白い。

全てのサービスが有機的に繋がることが大切。
水平結合型とか。

T字型の人間になることが大事。

質疑応答

Q.ユーザー目線で開発するためには?
A.仕事のことを忘れて遊ぶことが大切。のめり込め!

Q.外国の企業に日本企業が勝つには?
A.
中小企業の技術を集結させる。
大企業は企画もスピードも酷くなっているが、中小企業はまだ尖っている。

—ここまで記録—
武田さんの話は非常に興味深く、実体験を元にした語りなので面白おかしく聞くことも出来ました。
講演後にも個人的な質問に答えて頂いたり、Twitterでも絡ませて頂いたりしたので大変感謝しています。
講演資料も送っていただいたので、後ほど復習を兼ねてじっくり読み込みたいと思います。
補足資料もあったようですしね。

とりあえずはさっさとトム・デマルコの本を購入して勉強したいと思います(`・ω・)

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3 Responses to “【講演記録】武田政樹さんの話”

  1. guess hamu Says:

    どうも!ONCT一期生の山城です!
    twitterから来ました:-)
    いい書評ブログだなーと思って見てまっせ。

    高専でアプリ開発とかやってんのかな?
    楽しそう。。

  2. さすらいのEXILE Says:

    じっくりと読ませて貰いました。
    実際に現場開発してる人の意見ってすごく説得力があるよね。思わずなるほどって思ってしまった(笑)

  3. 兼城 駿一郎 Says:

    コメントありがとうございます。
    兼城です。

    承認が遅くなってすみません(´・ω・)
    最近忙しくて確認出来てませんでした(汗

    >>guess hamu さん
    ありがとうございます!
    そう言ってもらえると嬉しいです♪

    高専で、というわけではなく、
    Lexusという会社が講師をしている学生研修でアプリ開発をさせて頂いています。
    他大学の方も参加していて、とても刺激的です!

    >>さすらいのEXILE さん
    多くの修羅場をくぐり抜けてきた武田さんが語るわけですから、説得力が段違いでした(笑)

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