【読書記録】『レバレッジ・リーディング』

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レバレッジ・リーディング
本田 直之
東洋経済新報社
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『READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣』と若干被っている内容もありましたが、この本はこの本でまた学ぶところが多かったので読書記録を残しておきます。
(『READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣』の読書記録はこちらです。)



「読書 = 投資」という考え

本書では読書を投資活動として捉えることの重要性が終始語られています。
しかも相当な利益が望める投資活動としてです。
『1500円の本一冊から得た知識は、100倍のレバレッジが効いて、およそ15万円の利益を生むのです。』(p.17)
とのことです。
正直なところ、100倍は言い過ぎだろうと思っていますが、読書して得た知識を上手く自分のものとすることでいくらかの利益となって返って来るだろうという考え方には大きく賛同できます。

『もちろん、ただふつうに読んだだけでは100倍になりません。本を読んで得た知識をビジネスに生かすことが絶対条件です。』(p.17)
とのことです。
この原則を忘れて、ひたすら読書だけ行っても利益は得られません。
ただの頭でっかちになっておしまいです。
似たようなことは『READING HACKS!』にも書いてありました。
『READING HACKS!』(p.184)のショウペンハウエルの警鐘という項です。

なお、本書のタイトルにもなっている「レバレッジ」とは外国為替証拠金取引(FX)でも用いられている用語で、
書籍中では
『「てこ」の働きのことを指しています。かつて理科の時間に習った「てこの原理」のてこです。』(p.24)
と述べられています。
「同じエネルギーでも使い方で効果が変わる。このエネルギーの使い方をレバレッジのかけ方という」と言ってもいいかもしれません。
本書ではビジネスにおいてのレバレッジを
『本を読んで、そこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用することです。』(p.25)
と定義付けています。
私は「同じ本を読んでも得た知識の活用方法(レバレッジのかけ方)で結果が大きく変わるよ」という風に受け取りました。

「速読」よりも「多読」を薦める理由

本書では「速読」よりも「多読」を薦めています。
理由は、いくら速読をしてもその内容を活かせるかどうかは別問題だから、というものです。
『インプットするだけでは、ただの自己満足にすぎません。いかにアウトプットするかが勝負なのです。』(p.33)
また、速読をしても「読める」だけで「理解できるか」は別問題だから、といった旨の記述もされています。

『速読が目の動かし方を訓練したりして、すべてを速く読んでみせるという技術なら、多読は、無駄な部分を切り捨てる技術』(p.33)

読書をするだけで突出できる

日経流通新聞の、日本人が本や雑誌にかけるお金は月に5000円以下が9割というデータを示し
『みんなが本を読まないということは、逆に本を読むだけでその他大勢から突出できるということ』(p.36)
と述べています。
買うだけではなく、読んで実践するということまでしっかりとやれば周囲に差をつけることができそうです。

「理論型」より「経験型」

『ビジネスに役立つのは、理論より、実践のノウハウということです。したがって「教養型」の本ではなく、「経験型」の本を選ぶべきです』(p.60)
学者が書いた本よりもビジネスマンや起業者の書いた本を読めということですね。
統計などを用いて理論付けされたマーケティング関係の本などは役立ちそうですが、ただ机上の空論を書き連ねただけの本なんて役立たないのでしょうね。
勿論、「全ては気合いだ!」みないな内容の無い「経験型」の本も読む価値はないと思いますが。

カテゴリー集中法

『表現は違えど内容に重複はあります。(中略)どの本にも同じことが書いてあれば、それは誰もが認める重要なポイントだと判断できるのです。』(p.65)
『多読には、たくさんの本を読むことで、複数の意見を同時に参考にできるというメリットもあるのです。』(p.66)
とのことです。
これが多読のメリットを活かした読書法というものですね。
学びたい分野やテーマが決まっているのならそのジャンルの本を沢山読めということです。
同様のことは受験対策でも言われていますよね。
「複数の対策問題集を解き、重複している問題や類似問題が多いものこそ試験に出る問題だ」といった考えです。

本を読む目的を明確化する

多読をするわけですから、1冊の本に2,3日もかけてられません。
1,2時間で読みきるのがベストでしょう。
その方法として、本書では「その本を読む目的」を明確化させるという手法が挙げられています。
目的・テーマを決めることで情報の重要度がわかるようになり、不必要な箇所は読み飛ばすことが出来るようになるのです。
読み飛ばしが出来るようになると読書のスピードは大幅に向上します。
カラーバス効果も期待できるそうです。(欲しい情報が目に付きやすいということ)

「1度スキミング(流し読み)をするだけで本の内容の8割は理解することが出来る」といった記述もありました。(p109~)
流し読みをして、「良い本だ!」と思い2周目はガッツリ読み込んでみても特に新しいことは学べなかったという経験はないでしょうか。
そういったこともありますので、目的・テーマを決めてそれに関係のない内容は読み飛ばしてしまっても一向に構わないと思います。
もし重要なことを読み飛ばしてしまったとしても、別の目的・テーマを持って多読に望んだ際に似たようなことが学べるでしょう。

また、目的意識を持つだけでなく、制限時間を設けて読書に望むことでより効率的に、そして速く読むことが出来るとのことです。

目次を読むことの重要性とアウトプットの重要性

これは他の本でも語られていることですね。
本書の言葉を借りるとすると
『どの本にも同じことが書いてあれば、それは誰もが認める重要なポイントだと判断できる』(p.65)
ということですので、やはりこれは慣習化していくべきでしょう。


上記の項目の他、学ぶべき箇所は非常に多いと感じましたし、
巻末の読むべき本一覧も興味深いものでした。
是非2周,3周と繰り返しながら自分の血肉としていきたいと思います。
(おそらく本エントリに追記もしていくことになるはずです)

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