【読書記録】『脳が冴える15の習慣』

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脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
築山 節
日本放送出版協会
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築山節著の『脳が冴える15の習慣』を読みましたので読書記録を残しておきます。
1時間足らずで読めた本ですが、非常に得るものが多かったと感じています。

というわけで、以下読書記録。



生活リズムを正すことの重要性

『大事なことなので、あえて強い言い方をしますが、生活のリズムを失うことは「ボケの入り口」と言っても過言ではないかも知れません。』(p.23)
『何も矯正されていない環境に置かれると、人間はいつの間にか、脳のより原始的な機能である感情的な欲求に従って動くようになってしまいます。(中略)脳は基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできています。』(p.23)
「最近頭が働かないなぁ」と思ってこの本を読み始めたのですが、見事に生活リズムの乱れが原因でした。
早寝早起きを心がけるようにしてからはしっかりと頭が働いています。

脳のウォーミングアップ

本書では脳をウォーミングアップをすることの重要性を説いています。
その具体的な方法として、朝に以降のことを行うことがオススメなようです。
『少し早めに起きて、次のうちどれか二つを実行してみて下さい。特に午前中、脳の働きやすさがまるで違って感じられるはずです。
・散歩などの軽い運動
・部屋の片付け
・料理
・ガーデニング
・挨拶+一言
・音読(できれば10分以上)
』(p.26)

音読のススメ

音読がなぜ脳にいいのか、ということについて、著者の築山節氏は次のように述べています。
『音読が脳に良いというのは、最近よく言われていることですが、これは目と口の運動であるだけでなく、
脳の入力→情報処理→出力
という要素が連続的に含まれているからです。』(p.29)
つまり、音読というのは情報のインプットからアウトプットまでを行う動作であり、かつ多くの感覚器官を用いているから脳の活性化に繋がるというわけなんですかね。
確かに何かを声に出して読むと頭がすっきりすることが実感できます。

締め切り効果のススメ

『それから、こちらの方がもっと重要ですが、脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要です。
距離と時間から速さを算出する式がありますが、それにたとえて言えば、距離は仕事の量や問題の量です。
何時までにこれだけの仕事をしなければならない、何個の問題を解かなければならないという状況が与えられていないと、
速さである脳の基本回転数は上がりません。』(p.35)
よく聞く「締切り効果」の話ですね。
言わずもがな、という感じですが、脳科学的にも立証されている現象のようですので今後も締め切り効果を意識して仕事に取り組んだほうが良さそうです。

また、築山氏は次のようなことも述べています。
『「1日24時間が仕事の時間」と考えがちですが、これは脳の性質から考えて、決して効率的な働き方ではありません。
同じ一生懸命に仕事をするのでも、「試験を受けている状態を1日に何回つくるか」という方向に考えを切り替えていかないと、いつまでも脳を上手く使えるようにはならないと思います。』(p.38)
ここでいう「試験を受けている状態」というのは締め切りを設定している状態のことです。

周囲の人が与えてくれる好影響

周りの環境が与える影響について
『基本回転数を高めるには、人と競い合うことも大切です。
(中略)
脳の基本回転数は多分に相対的なもので、自分ではこれが限界と思っていても、周りの人が自分以上に速く回転していれば、もっと上げられるものです。』(p.42)

睡眠の有効活用

『よく、「夜の勉強は中途半端にやれ」と言われますが、これは言い換えれば、「睡眠中の整理力を活かせ」ということでしょう。
(中略)
夜の勉強は中途半端にやっておいて、睡眠時間を十分に取り、起きてから整理する方が合理的だということです。』(p.50)
私は「夜の勉強は中途半端にやれ」という言葉を聞いたこと自体初めてだったのですが、これには納得です。
コーヒーや栄養ドリンクで頑張って起きながら勉強するよりも、しっかり寝てから朝早く復習をしたほうが記憶の定着率がいいと感じています。
ちなみに、栄養ドリンクはグロモント派です。最近はゲキタミンが熱い!

家事で脳トレ

本書中に「家事は脳トレである」という記述がありました。
スポーツで言う筋トレにあたるものが家事らしく、毎日家事を続けることで脳の基礎的な部分が鍛えられるようです。
一人暮らしの私にとって嬉しい情報です。

机を片付けることの重要性

『物の整理は思考の整理に通じている。忙しいときほど片付けを優先させよう』
『仕事で混乱したときは、机を機能的に整理することから始めると立て直しやすい』
(p.94)
机を整理することで情報も整理され、かつ脳の回転数も上がっていくというお得なお話。

目のフォーカス機能をしっかり使うべき

脳の機能を回復させるには目のフォーカス機能を使うことが重要らしいです。
少なくとも1時間に1回は上下左右斜めに目を動かし、近くを見たり遠くを見たりすることで仕事の効率もアップとのこと。
一日中モニタを見続けている私には耳の痛い話。
昔から言われている「ゲームは1日1時間」という格言を思い出しました。

効率的に情報をインプットするには

『情報を意識的に脳に入れるためには、基本的に、その情報を出力する、いつか人に伝えるという前提が必要です。』(p.114)
私は読書記録をこのように作成するようになってから、明らかに本の内容の記憶力がアップしています。
以前までは読んだ直後に内容を忘れるということも多々ありましたが、
今では読んだあと1週間ほど経ってから読書記録を取っても内容が鮮明に思い出せます。
というわけで、読書が好きな方は是非読書記録を作成してください。
私も他人の読書記録を読みたいです(´・ω・)

例え話の重要性

例え話を織り交ぜて会話やプレゼンを行うと脳が総合的に鍛えられるようです。
これは、自分が話している内容や聞いている話の内容を視覚的にイメージして、
かつ、それを別のものとリンクさせるという非常に高度な処理が脳内で行われているためだと考えられています。
下手な例えと言われようとも、これからは会話に例え話を織り交ぜていこうと思います。

失敗を分析して次に活かす

『自分の失敗を記録し、傾向を割り出すことは、脳の自己管理にとても有効』
『失敗を分析するときには、小さな失敗から注目していくとわかりやすい』
『その代わりの方法として、人から指摘される問題行動を分析するのもいい』
(p.167)

アイデアを生み出すには

『「何の役に立つのか」より「誰の役に立つのか」を重視して考える』
『アイデアは情報の組み合わせと考える(無から有は生み出せない)』
『書くことによって情報を脳に刻みこみ、まとめをしながら考える』
(p.171)

褒められることで伸びる

本書では他人に褒められることが良い影響を与えてくれるということが述べられていました。
では、どのようにすれば他人に褒めてもらえるのでしょうか。
しっかりとその方法論も書かれていました。さすがです。
『時にはダメな自分も見せるということが、意欲を高めるために有効です。
「できない自分」を普段から人に見せていると、より小さな成果でも、それが努力の賜物であることが分かりやすいので、
周りの人に「よく頑張ったね」と認められやすくなります。』(p.189)
逆に「できる自分」ばかりを見せていると小さな成功では褒められないし、失敗は目立つしで散々だそうですよ。

他にも、脳の検査は頻繁に受けましょうとか、メタボはダメですよとか、そういうことも書かれている本でした。
新書ですので値段も手頃で、個人的にはかなりの良書に分類されました。

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